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伸張反射を覚えてますか? 例えば、膝蓋骨のあたりを叩く ⇒大腿四頭筋が伸ばされる ⇒筋紡錘の中のIa線維が伸ばされることにより発火 (Ia線維は張力を測っているのではなく、長さの変化を測っている) ⇒脊髄後角(知覚神経節)を介して ⇒前角細胞(α運動ニューロン)発火 ⇒大腿四頭筋の収縮 じゃ、ゴルジ腱器官って何かわかる? 骨格筋が伸ばされる ⇒(筋紡錘ではなく)筋肉の腱にあるゴルジ腱器官が、張力を感知 ⇒ゴルジ腱器官についているIb線維が発火 ⇒脊髄後角(知覚神経節)を介して ⇒前角細胞(α運動ニューロン)抑制 (前角のみでなく、一部は脳にもいくらしい) ⇒大腿四頭筋の弛緩 じゃ、γ運動ニューロンって、何じゃい。 α運動ニューロンが筋を収縮させるのに対し、 γ運動ニューロンは、筋ではなく、筋紡錘の中の筋線維(錘内筋線維)を収縮させる。 なぜそんなものが必要か。 筋が収縮すると、筋紡錘がつられてゆるみ(脱負荷)、その中にあるIa線維が正確な長さを測れなくなってしまう。 だから、α運動ニューロンによって筋を収縮させると同時に、γ運動ニューロンが錘内筋線維を引っ張り、長さを維持しているのだ。 このように。γ運動ニューロンが、α運動ニューロンの活動に協調してる関係を、αーγ連関といいます。 まとめると、こんな感じ。 大脳皮質運動野から、筋収縮の指令 ⇒α運動ニューロンだけでなく、γ運動ニューロンにも指令がでる。 ⇒α運動ニューロンは、筋収縮を行う。γ運動ニューロンは、筋紡錘を引っ張り、筋紡錘の長さを維持 そして、まったく関係ない話だけど、 福井大学医学部柔道部の江里口光太郎君 三洋電機株式会社の松尾雄史君 誕生日おめでとう。